HAUN 蔵前
私たちは「コリビング」という新しい住まい方を提案する「HAUN」シリーズにおいて、プロジェクトマネージャー(PM)兼PMO(プロジェクトマネジメントオフィス)として参画しています。「HAUN蔵前」は、全110戸のプライベート空間と、ライブラリーや緑豊かなセンターテラスを設けた充実の共用部、さらに街と繋がる1階のコーヒースタンドで構成されるプロジェクトです。santasは、新しいライフスタイルの実現に向け、複数の建築家をはじめとする多様なパートナーと協働しながら、本プロジェクトを確実な形へと導きました。
Partner : mok architects、&K architects(共用部設計デザイン)
【Background】街とゆるやかに繋がる、新しい住まい方の実装
都市における新しいライフスタイルの選択肢として注目される「コリビング(共住)」。HAUNシリーズは、単なるシェアハウスを超えた「働くこと」と「暮らすこと」がシームレスに交わる住まい方を提案しています。HAUN蔵前のプロジェクトにおいて、私たちはこの居住コンセプトを110戸というスケールで社会に実装するとともに、1階に地域住民も利用できるコーヒースタンドを設けることで、「住まいと街をゆるやかに繋ぐハブ」としての機能を持たせるためのマネジメントを担いました。
【Point 1】PM/PMOの視点:シリーズ展開を見据えた体制構築と創造的マネジメント
PMOとしてHAUNシリーズ全体の価値基準を強固にしながら、HAUN蔵前のPMとして「mok architects」や「&K architects」といった気鋭の建築家チームとの協働をリードしました。「シャイな人でも心地よいシェア空間」という定性的なインサイトを、スケジュール、コスト、品質の厳しいコントロール下で具体的な空間デザインへと翻訳。さらに、**ものづくりの街・蔵前という土地柄を活かした地域の革職人とのコラボレーション(革サインやクッションの制作)**や、クリエイターとのコラボレーションルームの企画など、多様な専門家のクリエイティビティを最大限に引き出し、プロジェクトの本質的な目的からブレることなく確かな形へと落とし込みました。
【Point 2】「程よい距離感」を生む空間構成と、愛着が育つ自然素材
住まい手にとって真に快適な環境を追求し、「個人の時間」と「他者との緩やかな繋がり」のバランスを実際の空間に反映させました。専有部は自分らしい暮らしを表現できるミニマルな空間とする一方で、2階の共用部には、気分に合わせて選べるライブラリー、集中できるワークスペース、緑に包まれたセンターテラス、多彩なキッチンなどを配置しています。 また、インテリアには和紙や無垢材といった経年変化を楽しめる自然素材を多く採用し、朝の光から夜の落ち着いた明かりへと移ろう緻密な照明計画を実施。ホテルのような洗練と「家」としての安心感を両立させることで、日々過ごす場所への愛着が自然と育まれる空間構成を実現しています。
【Impact】価値を循環させる「場」の創出と次へのフィードバック
完成したHAUN蔵前は、単なる居住施設ではなく、住人同士の自然なコミュニケーションが生まれつつも、それぞれが「自分のペースで過ごせる場」として機能しています。PMOを兼任するsantasは、単に施設を引き渡して終わりではなく、この空間で得られた運用データやユーザーの生の声を評価・ナレッジ化します。それを今後のHAUNシリーズの展開へと継続的にフィードバックすることで、ブランド全体の価値向上を支援し続けます。

