HAUN 蔵前

私たちは「コリビング」という新しい住まい方を提案する「HAUN」シリーズにおいて、プロジェクトマネージャー(PM)兼PMO(プロジェクトマネジメントオフィス)として参画しています。「HAUN蔵前」は、全110戸のプライベート空間と、ライブラリーや緑豊かなセンターテラスを設けた充実の共用部、さらに街と繋がる1階のコーヒースタンドで構成されるプロジェクトです。santasは、新しいライフスタイルの実現に向け、複数の建築家をはじめとする多様なパートナーと協働しながら、本プロジェクトを確実な形へと導きました。

Partner : mok architects、&K architects(共用部設計デザイン)

  • santasがPMを手掛ける「HAUN 蔵前」のダイニングエリア。壁面一面の木製パネルにグリーンを配し、ミニマルな飾り棚を設けることで、カフェのような洗練された寛ぎを演出。入居者が心地よく集える、自然素材を活かしたインテリアデザイン
  • Indoor patio area with lush green plants, a wooden table, and white chairs, adjacent to glass doors with black frames.
  • santasがPMを手掛けた「HAUN 蔵前」。通りに面した窓越しに見える、ベージュのソファとバイオフィリックな壁面緑化が調和したラウンジ。外の街並みと室内の豊かな暮らしが緩やかに繋がる、開放的な空間デザイン
  • santasがPMを担当した「HAUN 蔵前」のダイニングスペース。会話を促す楕円形の特注テーブルを中心に、バイオフィリックデザインを取り入れた頭上の植栽と造作ベンチを設計。自然素材と光が調和し、入居者が自然体で過ごせるミニマルな空間構成
  • santasがPMを担当した「HAUN 蔵前」のシェアキッチン。入居者のコミュニケーションの起点となるアイランドキッチンを配し、蔵前の街らしいクラフト感漂う陶磁器のディスプレイやバイオフィリックな吊り植物で彩られた、温かみのあるミニマルデザイン
  • santasがPMを担当した「HAUN 蔵前」のメインダイニング。バイオフィリックデザインを象徴する大型の壁面緑化と柔らかな間接照明が、入居者に安らぎと高揚感を与える。ミニマルな木製家具が調和する、職住一体のライフスタイルを彩るインテリア
  • santasがPMを担当した「HAUN 蔵前」のリビングエリア。ニュートラルなベージュのインテリアに大きな窓と豊かな緑を組み合わせ、開放感と安らぎを演出。棚に並ぶ小物のスタイリングまでこだわり、蔵前らしい洗練されたライフスタイルを表現した空間設計
  • santasがPMを手掛けた「HAUN 蔵前」のラウンジ。ニュートラルな色調のインテリアに、厳選されたアートと植栽、計算された照明計画を組み合わせ、ホテルのような上質さと暮らしの心地よさを両立させた空間デザイン

【Background】街とゆるやかに繋がる、新しい住まい方の実装

都市における新しいライフスタイルの選択肢として注目される「コリビング(共住)」。HAUNシリーズは、単なるシェアハウスを超えた「働くこと」と「暮らすこと」がシームレスに交わる住まい方を提案しています。HAUN蔵前のプロジェクトにおいて、私たちはこの居住コンセプトを110戸というスケールで社会に実装するとともに、1階に地域住民も利用できるコーヒースタンドを設けることで、「住まいと街をゆるやかに繋ぐハブ」としての機能を持たせるためのマネジメントを担いました。

【Point 1】PM/PMOの視点:シリーズ展開を見据えた体制構築と創造的マネジメント

PMOとしてHAUNシリーズ全体の価値基準を強固にしながら、HAUN蔵前のPMとして「mok architects」や「&K architects」といった気鋭の建築家チームとの協働をリードしました。「シャイな人でも心地よいシェア空間」という定性的なインサイトを、スケジュール、コスト、品質の厳しいコントロール下で具体的な空間デザインへと翻訳。さらに、**ものづくりの街・蔵前という土地柄を活かした地域の革職人とのコラボレーション(革サインやクッションの制作)**や、クリエイターとのコラボレーションルームの企画など、多様な専門家のクリエイティビティを最大限に引き出し、プロジェクトの本質的な目的からブレることなく確かな形へと落とし込みました。

【Point 2】「程よい距離感」を生む空間構成と、愛着が育つ自然素材

住まい手にとって真に快適な環境を追求し、「個人の時間」と「他者との緩やかな繋がり」のバランスを実際の空間に反映させました。専有部は自分らしい暮らしを表現できるミニマルな空間とする一方で、2階の共用部には、気分に合わせて選べるライブラリー、集中できるワークスペース、緑に包まれたセンターテラス、多彩なキッチンなどを配置しています。 また、インテリアには和紙や無垢材といった経年変化を楽しめる自然素材を多く採用し、朝の光から夜の落ち着いた明かりへと移ろう緻密な照明計画を実施。ホテルのような洗練と「家」としての安心感を両立させることで、日々過ごす場所への愛着が自然と育まれる空間構成を実現しています。

【Impact】価値を循環させる「場」の創出と次へのフィードバック

完成したHAUN蔵前は、単なる居住施設ではなく、住人同士の自然なコミュニケーションが生まれつつも、それぞれが「自分のペースで過ごせる場」として機能しています。PMOを兼任するsantasは、単に施設を引き渡して終わりではなく、この空間で得られた運用データやユーザーの生の声を評価・ナレッジ化します。それを今後のHAUNシリーズの展開へと継続的にフィードバックすることで、ブランド全体の価値向上を支援し続けます。