HAUN 尾久

私たちは「コリビング」という新しい住まい方を提案する「HAUN」シリーズにおいて、プロジェクトマネージャー兼PMO(プロジェクトマネジメントオフィス)として参画しています。

シリーズ第2棟目となる「HAUN尾久」は、最小限のプライベートなワンルームと、廃材を活用した大テーブルを中心に複数の居場所が点在する豊かな共用部で構成されています。

santasは、新しいライフスタイルの実現に向け、建築家をはじめとするパートナーと協働しながら、本プロジェクトを確実な形へと導きました。

Partner : Hune Architects

  • santasがPMを担当した「HAUN 尾久」のエントランス。ミニマルな空間に映える黄色いベンチの奥に、現場の掘削時に出た土を用いたアートを配置。土地の記憶を空間に昇華させた、サステナブルでストーリー性のあるインテリアデザイン
  • Empty modern dining room with a long white table, pastel-colored chairs, a large potted plant, and shelves, illuminated by hanging glass pendant lights.
  • santasがPMを担当した「HAUN 尾久」の共用ダイニング・キッチン。多目的に使えるロングテーブルと柔らかな色調の椅子、デザイン性の高い照明が調和し、入居者の自然な交流を育む開放的なインテリアデザイン
  • santasが手掛ける「HAUN 尾久」のメイキング風景。地域の町工場にて、照明制作時に出るスティールプレートの端材を空間デザインに活かすため、職人から素材の特性について説明を受けるメンバー。廃材を価値あるアートへと昇華させるマネジメントの舞台裏
  • santasがPMを手掛けた「HAUN 尾久」のサインデザイン。照明制作の過程で生まれたスティールプレートの端材などを再構築し、長方形、円形、扇形といった抽象的な形状で場所の機能を表現。素材の背景を活かした、ベージュの壁に馴染む繊細なディテール

【Background】「コリビング」という新しい住まい方の実装

都市における新しいライフスタイルの選択肢として注目される「コリビング(共住)」。HAUNシリーズは、単なるシェアハウスを超えた「働くこと」と「暮らすこと」がシームレスに交わる住まい方を提案しています。私たちは、この新しい居住コンセプトを単発のプロジェクトで終わらせず、シリーズ全体として社会に実装していくための「基盤づくり」と、尾久という個別案件における「確実な実行(PM)」の両輪を担いました。

【Point 1】PM/PMOの視点:シリーズ展開を見据えた体制構築と創造的マネジメント

PMOとして、HAUNシリーズ全体を円滑に進めるための土壌づくりやマネジメント体制(仕組み)を構築し、ブランドが目指す価値やガイドラインを関係者間で深く共有しました。 同時にHAUN尾久のPMとして、建築家(Hune Architects)をはじめとする多様なパートナーとの協働をリード。スケジュール、コスト、品質を高い次元でコントロールしながら、専門家たちのクリエイティビティを最大限に引き出し、プロジェクトの本質的な目的からブレることなく確かな形へと落とし込みました。

【Point 2】廃材を利用した空間構成(個別プロジェクトの具現化)

住まい手にとって真に快適なコリビング環境を追求し、「個人の時間」と「他者との緩やかな繋がり」のバランスを実際の空間に反映させました。専有部はあえて最小限のワンルームに留める一方で、100㎡超の開放的な共用部には、建築廃材から生まれた象徴的な「大テーブル」を配置しています。 通常であれば見過ごされたり廃棄されたりする素材(裏)を、あえて空間の主役(表)に引き上げる家具ブランド「AEMONO」の思想を取り入れ、素材の価値を反転させたプロダクトを採用。このストーリーを持った大テーブルを中心に、住人の気分に合わせて選べる「複数の居場所」が点在し、多様な過ごし方を緩やかに繋ぐサステナブルな空間構成を実現しています。

【Impact】価値を循環させる「場」の創出と次へのフィードバック

完成したHAUN尾久は、単なる居住施設ではなく、住人同士の自然なコミュニケーションや個々人の時間を大切にする「暮らし心地にこだわった住まい」として機能しています。PMOを兼任するsantasは、単に施設を引き渡して終わりではなく、この空間で得られ知見を評価・ナレッジ化します。それをHAUNシリーズの次なるプロジェクトへと継続的にフィードバックすることで、ブランド全体の価値向上を支援し続けます。