HAUN 尾久が2026年度グッドデザイン賞を受賞しました。
santasがプロジェクトマネジメント(PM)とPMOとして参画したコリビング賃貸「HAUN 尾久」が、2026年度グッドデザイン賞を受賞しました。
■ そろえるか、つくり込むか
HAUN 尾久は、全88戸のHAUNシリーズ2棟目です。複数の拠点を展開する住まいのブランドは、仕様をそろえて速く広げるか、一棟ごとに個性をつくり込むかの選択を迫られます。そろえすぎれば土地の個性が消え、つくり込みすぎればシリーズとしてのまとまりを失います。
尾久では、シリーズ共通の価値基準を保ちながら、この土地ならではの共用部をつくることを目指しました。明治通りと裏通りの小径に面した1階に共用部を置き、大テーブルを中心に「食べる」「働く」「くつろぐ」場所を点在させています。家具やサインには、地域の工場で余った素材を活用しました。
■ santasの役割
1棟目の田端から2棟目の尾久へ進むとき、課題になったのは、うまくいったことを次の拠点に引き継ぐ方法でした。santasはPMOとして、シリーズを進めるための仕組みをつくり、拠点ごとに変わる条件の中でも同じ基準で判断できるようにしました。PMとしては、建築家をはじめとするパートナーとの協働をリードしています。
設計と施工は、パートナーが担います。HAUN 尾久の共用部デザインは、HAUN 田端と同じくHUNE Architectsが手がけました。
■ 審査委員の評価
担当審査委員:五十嵐 久枝/大野 力/窪田 茂/松澤 剛/Mårten Claesson/Shu-chang Kung
一人暮らしにシェアハウスを選択する人が増えてきている。その理由は、コストダウンだけではない。生活の質を大切に考え選ぶ人が増えてきている。シェアハウスにも様々な特色が見られるようになったこともその要因である。身支度に必要な水回りは個室内に備え、一連の身支度が個室内で完結する。1階路面に配置された共用空間は、2つの通りに面することで、地域との緩やかなつながりを生み出している。また、家具やサインなどの内装には地域の工場の余った素材を有効活用している。コリビング空間のセンターテーブルは、「食べる」「働く」「くつろぐ」といった多様な活動を受け入れ、居住者がそれぞれの時間や空間を自然に共有することを促している。こうした地域の関係や居住者同士の交流を意識した空間づくりに、このシェアハウスの特色が表れている。
(2026年度グッドデザイン賞 審査委員による評価コメントより)
■ 受賞展での展示
受賞作は、2026年10月31日〜11月4日に東京ミッドタウンで開催される「G展・2026年度グッドデザイン賞受賞展」で展示されます。
HAUNシリーズでは、2024年度のHAUN 田端に続くグッドデザイン賞です。プロジェクトに関わったすべての皆様に、心より御礼申し上げます。
■ プロジェクト概要
名称|HAUN 尾久
所在地|東京都北区
用途|コリビング賃貸住宅
規模|全88戸
入居開始|2025年8月
santasの役割|PM・PMO
■ Credits
事業主|相互住宅株式会社、株式会社VLOOM
運営|HAUN株式会社
建築設計|株式会社小野田建築設計事務所
共用部デザイン|HUNE Architects
施工|新日本建設株式会社
PM・PMO|santas株式会社
■ グッドデザイン賞について
グッドデザイン賞とは、1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動です。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、毎年実施されています。受賞のシンボルである「Gマーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれています。
2026年度は、5,111件の審査対象の中から1,484件が受賞しました。
主催:公益財団法人日本デザイン振興会
■ 関連リンク
グッドデザイン賞 受賞ページ|https://www.g-mark.org/gallery/winners/36492
プロジェクト詳細|https://santas-inc.jp/projects-haun-ogu
2026.10.15

